白川町移住交流サポートセンター
白川町 移住・交流サポートセンター

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舩橋夫妻

Funahashi family

“「田舎だからこそ人と人の和は大事にしたい。」 舩橋さんご夫婦が語る地域とコミュニケーション”

舩橋さんご一家は、ご主人の良太さん・奥様の明美さんと息子さんの3人家族。 良太さんは地元の建設業に就職され、地域の皆さんとのお付き合いも精力的にしていらっしゃいます。 また明美さんも、地域の方のご縁により、地元白川町で働いておられ、地域に根付いた生活をされています。舩橋さんご夫妻より、移住に関するお話を伺いました。

良太さん、明美さんの今のお仕事を教えてください。

良太さん、明美さんの今のお仕事を教えてください。

(良太さん)私はもともと名古屋出身で、当初は不動産営業の仕事をしていて、その後は実家の家業であるコーヒー店で働いていました。白川町に移住してからは町内の建設会社に就職して働いています。
現職では総務・経理をはじめ、事務方の仕事をメインに担当しています。今後の動きとしては、会社に提案して不動産業を始めようと考えています。宅建の免許を私が取り、カッコよく言うと社内ベンチャーのような感じですね。私もこれまでのキャリアを活かしながら、会社にも貢献できるかなと。まだ結果が十分出し切れているわけではなく、まだまだこれからという感じではありますが、会社からは力強く後押ししてもらっています。責任重大ですが頑張ります!
(明美さん)私の方は地元の方から紹介いただいた白川町内の企業で働いています。
最初は子どもを保育園に入園させる前提で職場を探していたのですが、ハローワークにその条件での求人が見つからなかったんですね。
この地域ならではの仕事がしたくて、ハローワークの職員さんにもう少しそういう求人はないんですかと相談したところ、「それなら地域の人づてで仕事を探したほうが早いかも」とアドバイスを貰って。それなら!という事で近所の方の知り合いの知り合い・・・という感じで紹介してもらい、電話してみたところ「面接に来て下さい」ということでトントン拍子に進んでいくのに驚きました。白川町民の情報網のすごさを感じましたね。(笑)

移住をされたきっかけは何だったのでしょうか?

(良太さん)前の仕事でコーヒー店をしていた時、新規事業を立ち上げ、岐阜県大垣市で農業に取り組んでいた時期がありました。土をさわりながら、農業ができるような環境でのびのび暮らしてみたい、と思い、移住先を探し始めたのがきっかけです。

移住をされたきっかけは何だったのでしょうか?
奥様は白川町に移住することに抵抗はありませんでしたか?

奥様は白川町に移住することに抵抗はありませんでしたか?

(明美さん)特にはなかったですね。家族で一緒に居られれば私はどこでも大丈夫。これまで住んでいた所で嫌な思いをしていたことがなかったこともあり、住む環境が変わって心機一転するのもいいかなって感じて移住に賛成しました。住んでみて難しければ、また家族で新しい場所を探せばよいかな、と気軽に考えていましたね。

移住してからしばらくは、どのように過ごされていましたか?

(良太さん)まずは職を探そうということで就職先を探しました。白川町の職員さんがいくつか仕事を紹介してくれて。他にも近郊に住んでいた知人からもアドバイスをもらい就職活動できたのが大きかったです。思った以上にスムーズに仕事が決まりました。移住の際に就職が決まった現職で、今もお世話になっています。

移住してからしばらくは、どのように過ごされていましたか?

移住される時、ご家族の反応はどうでしたか

(良太さん)うちの両親の反応は「へえ、そうなんだ」って感じでしたね。うちの父が白川町に来て泊まりに来た時は「ここはいいな。俺もちょっと住んでみてもいいな。」と言っています。(笑)

(明美さん)私の母は「そんな不便そうなところに行って大丈夫なの?」って。遊びに来ての感想も「私はここには住めないかも」とのことでした。(笑)友達たちは、夏に遊びくるのにこんないい所はない!とバーベキューや川遊びを楽しんでくれています。(笑)

こちらのご自宅は住み始めて改修が必要でしたか?

(良太さん)ほとんどありませんでしたね。一部フローリングの張替えはしましたけど、物件を選ぶ時点できれいな物件を選ばせてもらいました。ほとんどいじってないですね。住まい探しの時の条件はありましたか?
(良太さん)折角田舎に住むのだから、田舎ならではの環境が楽しめるような物件であればいいなと思ってました。たとえば住まい隣同士が離れているような。

こちらのご自宅は住み始めて改修が必要でしたか?
住むまでに予想していた白川町のイメージを教えてください。

住むまでに予想していた白川町のイメージを教えてください。

(良太さん)人付き合いが多い、のんびりしている、虫が多い。(笑)
(明美さん)人が穏やか、のんびり過ごせる。

実際に白川町に住んでみてイメージと違った所はありますか?

(主人)人付き合いが多いことが生活や仕事においてのメリットにもなるという点でしょうか。消防団や地元のお付き合いは予想通りありましたね。最近はコロナ渦ということもあり、以前よりもだいぶ控えめだとは思いますが、地元の付き合い自体、そもそも意味のあるものなんだなあと感じる事がいくつもありました。お互い同士を知っていることは必要です。

白川町内の様々な方とお付き合いする事で信頼関係が出来てきたことは、町内で仕事をする上でもメリットの部分が多かったです。例えば、建設現場でどうしても大工さんが足りない時、町内の大工さんに手伝ってもらい助けられたこともありました。付き合いが多い=めんどくさい、ではなく、互いが協力しあって生活が成り立っている事を感じます。

(明美さん)私も、人付き合いについては移住してみて良かったなあと思うことはたくさんあります。町内会のお祭りなどで、近所の方とごはんを作る機会があり色々とお話をさせてもらうと、地域の人たちとの協力で成り立っている事がたくさんあることに気づきます。

実際に白川町に住んでみてイメージと違った所はありますか?
息子さんは白川町でどのように過ごされていますか。

息子さんは白川町でどのように過ごされていますか。

(明美さん)息子は白川町で生まれたので、私達以上に白川町に馴染んでますね。自宅の前の川を「ウチの川」っていうくらい(笑)

保育園では年上の子どもたちにも可愛がってもらい、仲良くしてもらってます。同級生は息子含めて5人と少人数ですが、学年を飛び越して誰とでも仲良くなって遊んでいます。白川町の環境でのびのび育てるのは、彼にとってとても良い影響を与えていると感じます。これから大人になるまでに、自分で何か人生の目標を見出してもらえればと。

良太さんは平日お仕事・土日休みという働き方でしょうか?

(良太さん)建設業は、お客さんの都合に合わせて働いていますので休みは不定期ですね。自分のペースで働いて自分で休みを設定して休んでいます。

良太さんは平日お仕事・土日休みという働き方でしょうか?
お二人のご趣味は?

お二人のご趣味は?

(良太さん)ギターは高校生からずっとやってます。白川町に移住してからも暇を見て弾いて楽しんでいます。うちの物件だとお隣とだいぶ離れているので都会だと気兼ねしてしまうくらいの大きな音を出せるのが魅力ですね(笑)そして最近ゴルフを始めました。半分仕事のようなものですけど。楽しんでやりたいですね。

(明美さん)私は特に趣味はないですね。子育てと主婦業に忙殺されています(笑)

白川町で過ごすにあたって将来的に不安に思われることはありますか?

(良太さん)子供の教育面でいうと、将来高校・大学と進学していく際、どこかで子どもが白川町を出るタイミングが来るのかなと。

(明美さん)どこへ移動するのも遠いので、子どもの送迎が多くなることですね。中学校へは片道20分くらいですけど、今後移動する頻度も上がっていくので、送迎もちょっと大変になるのかなと少し心配はしています。

あとは、私達が将来年をとったら自分で車に乗れなくなったときどうしようかなと思う時はありますね。その時になってどうしようもなければまた少し便利な所に移住するのも手だと思いますので、その時になったら考えればいいかなと。

移住を検討する方へひとこと!

移住を検討する方へひとこと!

(良太さん)個人的な意見になりますが、特に町内で就職したいという方には、田舎ならではの日常的な地域の人付き合いが苦手だと感じる方にはおすすめしづらいです。いくら田舎であっても人と関わらないと暮らすのは難しいと思います。

白川町内で就職を考えた土岐、職種を選ばなければ仕事は何でもあるので、食べていけないということはないと思います。そして、楽器が好きで思う存分大きな音を出したいという方は、うちのように人家から離れた物件を探すのがおすすめかもしれません。(笑)(明美さん)子育てをする面では、同級生が少ない分、先生に手厚く見てもらえサポートを受けることができます。ただ、高校が地元にないので、外の地域に行くしかないという面はあります。今の段階では田舎でのびのびと育ってくれているので良かったと思います。

移住するか迷われているのであれば、一度来て白川町の雰囲気を見て感じてみるのがよいと思いますよ。
◆関連リンク
鈴村建築株式会社
https://ism-suzumura.jp/